今回はslコマンドをWindows用にいじくってみたものです(未完成ですが…)。
Linuxなどに入っているslコマンドですが、現行のWindows環境で動かすものが見つからなかったので動くようにしてみました。中途半端ですがこれ以上いじる気力がなくなったので公開します。
動かすとこんな感じ↓になります。
Linux環境ではバックスラッシュ(/が反対向きになっているもの)を表示できるのですが、Windowsでは\マークになっているためVやAで代用しています。車両番号は実在する蒸気機関車のものを使いました。(検索すれば出てくると思います)
コマンドプロンプトなどで動くのでコンパイルすると動くと思います。
GCCコンパイラの場合、[gcc main_sl.c sl.c -o sl]とすればコンパイルできます。
プログラムの詳細につきましてはソースコードを参照してください。 ここに置いておきます。ご自由にダウンロードしてお使いください。
参考にしたオリジナルのソースコードはこちらです(豊田正史氏のものです)。こちらはLinuxで動きます。
slコマンドとは
詳しくはwikiに書いてありますが、コンピュータの性能が低かった時代のダミーコマンドです。なぜそんなものが必要になったかというと、CLIで存在しないコマンドを打ち込むとコンピュータはそのコマンドを探して処理が遅くなってしまうからです。昔のコンピュータは今ほど良い性能ではなかったのでコマンドを全探索するしかなく探索中はほかの処理が止まってしまうため、時間もかなりかかってしまい大変だったそうです。 それを防ぐために代わりにコマンドを用意したというのがslコマンドです。UINX系でおなじみの「ls」コマンドと打ち間違いが多かったのだとか(出典不明のため真偽の判断はできませんが)。現在の標準のものは上記の豊田正史氏が制作したものです。
ほかにもこのようなダミーコマンドは数多く存在しますので今後扱ってみたいと思います。
参考
豊田正史とSLコマンド
https://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/~toyoda/
0 件のコメント:
コメントを投稿